profile
アトリエ夏
一級建築士事務所 登録no:第3048号
愛媛県木造耐震診断事務所 登録no:第436号
主宰 高橋圭介 keisuke takahashi
1959年愛媛県西条市生まれ 県立新居浜西高校卒業 早稲田大学中退
80年代は作家を志してフリーアルバイター
1989年建設会社「二友建設」勤務 S造・RC造・木造の施工及び設計を経験
一級建築士免許取得後1999年より「にゆー設計室」室長として
主に木造住宅の設計・監理に携わる
2009年「アトリエ夏」建築設計事務所開設
スタッフ 三宅麻央 mahiro miyake
2005年 県立小松高校卒業
2009年 広島工業大学卒業
環境(使用ソフト)
CAD: Vectorworks
木造住宅耐震診断: 耐震Check5
省エネ等級耐震等級計算: ホームズ君
アトリエ夏雑記帳
『住宅設計に際して室長時代から心がけていること』
手を入れてでも2代3代と住まい続けたいと思う家
職人の気持ちが伝わる家
気候に順応して家族の健康を守る家
『設計と施工の仕事』
アトリエ夏は設計や工事監理ばかりで無く 見積から施工管理に取り組む事もあります。いつまでも一人親方のままで 設計事務所としては完成させられないままに年を取ったなぁ と反省しています。
設計監理の仕事だけで成り立っている設計事務所にしたいと焦った時期もあったのですが、今年もここまで、新築のプラン図を仕上げた翌週には現場でサイディングを剥がしたり屋根材を取り除いたり(仕上げの仕事は職人にお願いします)現場で過ごす時間が多かったような気がします。
理由を探すとすれば 才能のある若い所員に助けられて 事務所での仕事は任せられる時間が増えたというのが一つ もう一つの設計の仕事を始めた頃からの理由は 現場で経年変化した建築物を解体して工法や建材の質を実感出来るからです。現場で直に職人の意見を聞いて 現場で漏水対策・耐震性の向上・温熱環境の改善を考え 建築としての使い勝手や耐候性や美しさを満たす納まりを考えられる そのことが自分の設計力を支えてくれると感じています。
『耐震診断・耐震改修工事』
住宅を脅かす水平力として地震と風による荷重が想定されています。私が建築の仕事を始めて6年目の1995年に阪神淡路大震災が発生しました(M7.2 家屋全壊104,906軒 家屋半壊144,274軒 全半焼7,132軒)。友人の実家も全壊し 相談を受けたことが 木造住宅の耐震性を真剣に考えるきっかけになりました。震災以前のことですが、東京に暮らしていた13年の間頻繁といって良いほどにぐっさぐっさと木造アパートを揺らす地震に慣れてしまい、愛媛と大阪にしか暮らしたことのない妻が地震の揺れに驚く様子に、「木造住宅は揺れても地震力を吸収して元に戻るから、簡単には壊れんよ。」などといって笑っていたのを覚えています。今は、築60年の事務所併用住宅の我が家にも、一歩一歩ではありますが、耐震改修の手を加えています。
日本ではM7クラスの地震が昭和平成の間に49回発生。1.8年に1回発生した計算になるそうです。
行政においては震災を契機に「耐震改修促進法」が制定されて、昭和56年5月以前に着工された木造住宅の耐震診断・耐震改修工事を対象に合計116万円が補助されるようになりました。
アトリエ夏は平成23年愛媛県の「木造住宅耐震診断設計事務所」に登録 取り急ぎ友人や親戚の住宅をローコストで耐震改修できないかという思いから平成28年「愛媛県木造耐震改修事業者」にも登録しています。